A Better Tomorrow™ (より良い明日)を築く
BATグループ(ブリティッシュ・アメリカン・タバコ・グループ)は、1902年に設立された、世界有数のマルチカテゴリー消費財メーカーです。大人消費者の皆様にお楽しみいただける、そして健康リスク低減の可能性を秘めた代替製品(PRRP)(*†)の多様な選択肢を提供し、我々の事業が健康に及ぼす影響を低減することによって、「より良い明日(A Better Tomorrow™)」を築くというパーパスを掲げています。
BATは、燃焼式たばこ製品が深刻な健康リスクをもたらすこと、またそうした健康リスクを回避する唯一の方法は、たばこ製品を使用しないこと、もしくは止めることだと理解しています。喫煙を続けている方々に対し、科学的根拠のある、リスク低減の可能性を秘めた代替製品(*†)に完全に切り替えることを奨励しています。これを実現するために、BATは真に消費者中心のマルチカテゴリー消費財ビジネスへと変貌を遂げようとしています。
戦略的なポートフォリオとして、世界的なたばこブランドを中心に、紙巻たばこなどの燃焼式たばこ製品のほか、さまざまな非燃焼式の次世代代替製品を有しています。 非燃焼式製品には、加熱式たばこ製品、オーラル製品(たばこ葉を含有しないニコチン製品)(*1)、ベイプ製品(*2)のほか、従来のオーラル製品(かみたばこやスヌースなどの無煙たばこ)があります。2022年末時点で、BATの非燃焼式製品のユーザー数は2,250万人に達しています。
現在、世界中で5万人を超える従業員を擁し、世界中で事業を展開しています。BATグループの2022年の売上高は276億5,000万英ポンド(約4.4兆円)、営業利益は105億英ポンド(約1.6兆円)でした。(*3)
BATはこれまで、主要なたばこブランド、優れた製品、市場をリードする革新的な技術によって、さまざまな気分や瞬間に感覚的な楽しみを求める喫煙者の嗜好に応えてきました。今後も絶え間なく変化する消費者のニーズや嗜好を満たすため、感覚の刺激を通じて満たされるひとときを提供する製品ポートフォリオに重点を置いていきます。そして代替製品の割合を増加させながら、事業からの健康への影響を低減することで、すべてのステークホルダーに持続可能な価値を提供することを目指しています。
日本では1984年にたばこ販売事業を開始しました。輸入販売を通じて30年以上にわたりBATグループの製品を日本市場で販売してきましたが、BATジャパンの企業としての歴史は2001年に始まりました。現在、約100銘柄の製品を海外の拠点から輸入し、日本の20歳以上の消費者に対して販売・マーケティング活動を行っています。(*4)
2016年に加熱式たばこ「glo™」を世界に先駆けて発売したほか、2020年にオーラルたばこ「VELO」(*1)の販売を、2023年にはベイプブランド「Vuse」のゼロニコチン製品(*2)のテスト販売を開始しました。このようにして近年、従来の紙巻たばこ製品だけでなく、リスク低減の可能性を秘めた代替製品(*†)のカテゴリを新たに導入しています。日本は現在、BATグループ全体で最大の加熱式たばこ製品の売上、および約330万人の加熱式たばこglo™アクティブユーザー(*5)を有し、非燃焼式製品の売上が約半分を占めている、非常に重要な市場です。
日本市場における取り扱いカテゴリとしては紙巻たばこ製品、加熱式たばこ製品、オーラルたばこ製品(*1)、ゼロニコチンのベイプ製品(*2)があります。主力ブランドには、ケント(KENT)、クール(KOOL)、ラッキー・ストライク(LUCKY STRIKE)、ネオ(neo™)、グロー(glo™)、ベロ(VELO)、ビューズ(Vuse)があります。
また、約650人の従業員を擁するとともに、約25の国籍、約30%の女性管理職を有する、多様で多国籍な人材が活躍している企業でもあります。
日本でブラウン・アンド・ウイリアムソン・ジャパン・インク(B&Wジャパン)を窓口として事業を開始
住友商事の100%子会社のエス・シー・エー・タバコ(SCAT)を通じて製品の販売を開始
ロスマンズ・ジャパンと合併
SCATの株式を住友商事から取得し、BATグループ傘下に
SCAT及びB&Wジャパンの両事業を統合し、統合した会社の名称を「ブリティッシュ・アメリカン・タバコ・ジャパン」に変更
加熱式たばこ「glo™」を世界に先駆けて発売
オーラルたばこ「VELO」(*1)を発売
ベイプブランド「Vuse」のゼロニコチン製品(*2)のテスト販売を開始
* 紙巻たばこ喫煙からの完全な移行を前提とした、科学的根拠の重み付けに基づく。これらの製品に健康へのリスクがないことを意味するものではありません。これらの製品は依存性のあるニコチンを含みます。
† Vuse、VELO、Grizzly、Kodiak、Camel Snusを始め、米国内で販売されているBAT製品は、アメリカ食品医薬局(FDA)の規制対象であり、FDAの認可を得ずにこれらの製品の健康リスク低減に関する文言を使用することはありません。
*1 BATは日本において、たばこ葉を含有しない「オーラル製品」を販売しておらず、たばこ葉を含む「オーラルたばこ製品」を販売しています。(2023年4月時点)
*2ベイプとは、専用カートリッジ内のリキッド(液体)を電気加熱し、発生するベイパー(蒸気)を吸う、バッテリー駆動型の携帯デバイスです。「電子たばこ」とも呼ばれていますが、BATが日本で展開している「Vuse」 のゼロニコチン製品にはたばこ葉もニコチンも含まれていないため、弊社が日本で販売しているベイプ製品は正確にはたばこ製品ではありません。また、ニコチンを含む電子たばこの場合、日本では、ニコチンを含むリキッドは「医薬品」、ニコチンを含むリキッドを吸引する器具は「医療機器」として規制されています。(2023年4月現在)
*3 1英ポンド=158.6円で換算(日本銀行報告省令レート令和5年3月分)。BATグループの決算情報は こちら からご覧ください 。
*4 日本においては、たばこ事業法により、外国企業による国内でのたばこの製造は禁止されています。
*5 2022年9月時点。当社が行った4,000人を対象にした標本調査の結果からの推計。標本調査の信頼性は信頼水準95%、許容誤差12%(同じ調査を繰り返した場合、95%の確率で調査結果が実際の数値の±12%以内に収まることを意味する。)。アクティブユーザーは週に1回以上glo製品を1本以上使用している消費者をさします。