bat japan - 理にかなった規制とはどんな規制でしょうか



多くの国の行政は、規制の質に関心を持ち始めています。質の劣った規制は費用に見合った効果が得られない他、行政に対する信頼を損なう可能性すらあるからです。行政は、たばこのような健康へのリスクがある製品に対する規制をより良くするために、どのような取り組みをしているのでしょうか?

多くの行政は、公正で経済的に成長可能な社会を創るために規制が重要な役割を有していると認識しています。また、規制の制定過程や規制それ自体により、その規制による利益以上のコストをもたらすような規則が制定されることや、革新的な動きを抑制したり、中小企業を不利な立場に追い込むこともあると認識しています。そのため、多くの行政が、規制の質についての調査・助言を行うための機関を設置して、規制を改善する方法について調査しています。

より良い規制のための様々な指針が制定され、その中では類似したテーマが多く述べられており、規制を課す側に対し、すぐれた規制にするための負担を課すことになります。主要なテーマを次に挙げます。

規制は理にかなっているのでしょうか?

社会、経済、環境等に関する個々の問題の明確化、及び当該問題に対する行政(政府)の介入の価値及び予想される有効性についての説得力ある正当化。これこそが重要な第一歩であり、結果として、行政の介入に正当な理由がないと判断される場合や、規制を伴わない介入が問題解決の最善の方法だと判断される場合があります。規定の施行が現実的であるかということも考慮されなければなりません。

すべての利害関係者の意見を聞いたでしょうか?

政府の介入についての国民的論議を広げ、規制を伴わない解決を奨励することが可能であったかどうかを検討し、“規制キャプチャー”(特定の利益グループの意見及び目的のみが反映された規制)の危険性を極小化するための、すべての利害関係者との間の広範かつ透明性のある議論が必要です。

費用対効果の分析はなされたでしょうか?

もし規制が最も有効な方法である場合、意思決定者に対して規制の予想される影響について報告するためには、その規制の現実的な費用対効果の分析がなされなければなりません。この分析は、『規制影響分析』と呼ばれるもので、事実に基づき、仮定ないし前提事項は明確に述べる必要があります。こうしたことは、規制が当該問題に釣り合ったものであり、かかる方法による利益を極大化するのに役立ちます。
規制の一貫性―『規制影響分析』に関して通常の標準的かつ現実的な業務遂行の手続に従うことにより、行政全体の一貫性が確保され、一貫性のないアプローチにより行政が信頼を失うことから保護してくれます。

規制に関する一連の過程において十分に情報が提供され、規制する側の説明責任が確保されているでしょうか?

規制の過程においては、『規制影響分析』に関し、規制する側とすべての利害関係者との間で明確で透明な対話が持たれなければなりません。規制する側(規制執行者)は、政治的あるいは他の理由から分析結果を無視する場合もあり得ますが、そのような場合は、一連の過程の透明性により、規制執行者がそのような決断を下したことについての説明責任が確保されます。

多くの人が提案することですが、規制は、目標の達成を確保するため定期的に見直されるべきであり、もし目標が達成されていないのであれば規制の改正あるいは廃止が必要になります。

これらのアプローチは、行政が直面している諸問題について等しく適用されるべきであり、たばこやアルコールのような健康へのリスクがある製品の規制についても同様です。


ページ最終更新日: 10/02/2015 09:51:34 GMT