bat japan - たばこについて



食物のタバコはトマト、ジャガイモ、ピーマン、ナスと同じ植物分類に属します。順応性のある種のため、北緯50度から南緯40度まで効率よく栽培できます。

tobacco leaf

環境にやさしい輪作になじみ、次に作るトウモロコシ等にも良い効果をもたらします

タバコは100ヵ国以上で栽培されており、産地としては中国が最大で、次いで米国、ブラジル、インド、ジンバブエ、トルコの順となっています。タバコはやせた土地でも育つため、農家には代替作物として喜ばれています。多くの場合、小規模な自作農が生産するいずれの作物よりの高い収入が得られます。

たばこの種類

バージニア種は、アメリカ合衆国で最初に耕作が行われた北米の州にちなんで名づけられました。バージニア種はまた、熱気乾燥によって葉の色が黄色やオレンジ色になるため、「黄色種」とも呼ばれています。この種は、アメリカのジョージア州など、雨量の多くない亜熱帯で特に良く育ちます。ダンヒルは、バージニア種のみを使用したブランドです。

オリエント種は、タバコの中でも最も小さく丈夫な種で、バルカン諸国やトルコ、中東の猛暑の中でもよく育ちます。このような気象条件と、植える間隔を詰めることにより芳香の効いた風味が生まれ、天日乾燥によってさらに風味を高めることで、伝統的なトルコたばこのような喫味になります。

バーレー種は、バージニア種よりも少し明るい緑色をしています。バージニア種よりも粘土分の多い土が必要でより多くの肥料を必要とします。空気乾燥処理をほどこすと、糖分の添加なしでたばこの葉は茶色く変色し、葉巻のような味わいになります。バーレー種はバージニア種やオリエント種と合わせると、アメリカン・ブレンドとなります。ラッキーストライクやポール・モールなどが、これにあたります。

栽培


タバコの種子は1グラムで12,000個ほどになり、まるでインスタント・コーヒーの粉のように見えます。非常に細かい種子であるため、植える前には特別に保護された苗床を準備し、60日間そこで育てなければなりません。

数週間後、まわりに盛り土をして苗を保護し、しっかりと根が張れるようにします。2ヵ月後、残りの葉の成長に栄養が集中するように、花と上葉を剪定(栄養が行き渡るように切り取ること)します。ちょうどトマトの摘果(大きく育つように実を摘んで減らすこと)と同じです。

成長して収穫の段階に至るまで、常に適切な栄養を与えることと、害虫が付かないように注意することが必要です。

収穫


タバコは、アメリカのように機械で収穫する国を除いては、人の手で収穫します。葉は下から上に熟して行くため、一株につき2~4枚の葉を順に摘み取って行く方法で収穫します。これにより2~4ヵ月にわたって収穫できることになります。
例えば、ウガンダの農村にある典型的な農家(2~3ヘクタールの土地を所有)では、15,000株からそれぞれ22枚の葉を収穫します。彼らは、タバコを栽培し、わずかな面積でも十分な収入を得ています。ブリティッシュ・アメリカン・タバコ・グループは、種子や肥料を提供することで、農家を支援しています。また、タバコこだけでなくほかの作物に対しても、栽培、育成、収穫、保存についての助言を行っています。

乾燥


乾燥方法は、吸い心地や色などの特徴に影響を与えます。

乾燥は、慎重な調整を要する工程であり、葉姿や色など、たばこの種類に応じた品質がここで決まります。乾燥工程中は、葉に含まれるでんぷんが糖分に変わり、葉の色から緑が消えていきます。ちょうど秋の紅葉のように、レモン、黄色、オレンジ、茶色へと変化します。乾燥法としては主に次の4つがあります。

空気乾燥:  空気乾燥たばこの例としてバーレー種がありますが、方法としては、涼しく乾燥した納屋や倉庫に吊るしておき、葉が薄茶から茶色になる程度に自然乾燥します。ここまでくると、葉に糖分はほとんど残っていません。

熱気乾燥:  セントラル・ヒーティングに接続された、ラジエーターのような屋外加熱機から、納屋にパイプをひいて熱を送り込みます。調整された熱の効果で、葉の色が黄色やオレンジ色に変わった時点で定着します。このような葉には、高い糖分が含まれます。バージニア種が熱気乾燥種です。

天日乾燥:  棚に葉を吊るして天日に当てます。全部で12~30日かかる作業です。葉は、太陽からの直射熱によって黄色からオレンジ色で定着し、高い糖分を含みます。天日乾燥種の中では、オリエント種が傑出した名品です。

火力乾燥:  火力乾燥は、燻製ハムを作るのと同じ原理です。タバコの葉の下で、そだを燃やして乾燥させることで燻香が生まれます。

乾燥した後、葉姿、品質、色別に等級分けし、重量30~50kgの、農家特有のベール梱包と呼ばれる俵に詰めます。それから、たばこの取引所またはせり市場に持ち込まれます。

加工


乾燥した葉は、原料(除骨)工場で加工されます。加工の主な目的は、以下のとおりです。

  • 細かい土、ほこり、ごみなどや異物を除去
  • 葉肉と葉脈を分別(除骨)
  • 安全な「貯蔵に適した水分」でたばこを熟成
  • 製造工場に出荷するため、加工済みのたばこを200kgのボール箱に梱包

ページ最終更新日: 16/05/2016 11:08:17 GMT